♪37 夢の終焉
一体、どこの誰なんだろう?
夢は必ず叶う!!
とか
努力は裏切らない!!
みたいな言葉を言い出したのは。
全部嘘っぱちじゃないか。
自分には1つの夢というか目標があった。
猫を飼いたい!!
夢はプロ野球選手だとかいう子供よりは小さな夢かもしれないが、少なくてもここ最近の自分の密かな夢となっていた。
どちらかというと、自分は、仕事が恋人的な生き方はできない方だ。プライベートで何かかしらの楽しみや目標のどちらかがないと仕事に対するモチベーションを保っていくことはできない。だから、今もそうだし、求職活動中だった頃も途中で猫を飼いたいという夢と出会ったから仕事に対して真剣に向き合うことができた。
そして、最低限の収入が得られるようになった今、その夢の一歩として、猫のアレルギー検査を受けてきた。
結果、超のつくぐらいの猫アレルギーだったことが判明した。
正直、かなりショックだった。それだけ猫を飼いたいという想いが本物だったんだろう。なんだか行き場のないため息に包まれる。
それでも、検査以前から少なからず自分はアレルギーなのではないかという心配の種はあったが、アレルギー用の薬を飲んだり、アレルギー要素の少ない猫(ロシアンブルーやベンガルなど)を飼えば問題ないかなと思っていた。しかし、医者からは猫を飼うことそのものをやめておいた方がいいと言われた。
アレルギー数値が基準値を大きく上回ってしまったのである。
受けたのはRAST-ネコ皮屑検査。猫アレルギーではないという数値は0.34以下となるのだが、自分の数値は6.57。基準値の20倍以上の数値をたたき出してしまった。これでは、猫を飼うこと自体を禁じられるのも無理はない。
出てしまった数字は仕方ないにしても、今後は俺はプライベートで何を楽しみにしたり目標にすればいいのだろう?仕事大好き人間ではないだけにここがないというのはすごく大きいのだ。
基本的には自分はゲームをしたり漫画を読んだりネットでブログを打ったりとインドアタイプな方で、それらに充実感がないわけではない。ただ、それはあくまでも暇つぶし的要素も強く天気が良ければ外に出てたまには旅をしたいなと思うし、そういう楽しみがないのであればそれこそ相棒的存在が欲しいと思ったりする。まあ、相棒的存在に関しては嫁さんでもいれば解決するべきとこかもしれないけど、結婚に関しては不確定要素も強すぎますからね。
要はプラスアルファが欲しいのだ。そういう意味では去年の3月初頭までは確かに存在していた。
このブログをまめに読んでくれている方がいればわかるかもしれないが、自分はアイドルヲタクである。昔に比べると落ち着いた感はあるが、アイドルというカテゴリーが今でも好きなのは変わりない。
落ち着いたのには理由がある。去年の3月で自分が大好きだったアイドルグループBerryz工房が無期限の活動休止になってしまった。どの辺が魅力だったのかは過去の
記事を見つけて読んでほしい(続きを読む→ばなながっこの好きなものミニコレクションに書いてあるはず)。他にもももクロなど好きなアイドルグループはあったが、このグループがあまりにも思い入れがあって好きすぎたんだろうな。活動休止直後は、どこか気持ちが空っぽのようで気持ちが悪かったのを覚えている。
その数か月後、ちょっと事情があって仕事を辞めてしまった。まあ、仕事をやめてしまったからにはこれまで通りアイドルのコンサートに行くことはできないという覚悟はあったからその辺は問題ない。別のアイドルグループのファンへと鞍替えするにも 新しい仕事が決まってある程度落ち着いてからだなとは最初から考えていた。
ただ、その就活の間、思ったことが1つある。これから就活をするにあたって、仮に就職先が決まったとする。その就職先で仕事を頑張るのは勿論だが、その就いた就職先によってはコンサートのために東京へ行くのは困難な場合もあるのではないかと考えた。映画や温泉巡りなどならともかく、開催日が決まっていてかつチケットが必要なコンサートやプロ野球観戦などの催し物を見に行くには休みをいかにしてとるかが非常に重要になるのである。
その時以前から趣味を拡げる努力はしていたが、自分の好き好む物はどれもそういったチケットものの趣味が多くプレイング系の趣味が少ないという特徴があった。そんな中、やっと巡り合ったのが猫だった。きっかけは忘れた。おそらく、どこかでいいなとでも思ったのだろう。そこから段々と猫を飼うんだという想いが強くなっていって就活や仕事も頑張ろうというスイッチが入ってきた。
そんな矢先に転ばぬ先の杖的な意味合いで受けたアレルギー検査の数値が絶望的だったのは。なんだかまた心が悪い意味で空っぽになってしまいそうだ。
結局は、また新しく何か楽しみを見つけるしかないだろう。今の職場は夜勤こそないが、ローテーションで定休日はないが、ある程度は休みが取れそうなのは幸いである。どこまで融通が利くかがわからないところはあるが、東京までコンサートに行ったり野球を観に行ったりすることはできなくもなさそうだ。無論、秋田でまったりライフを充実させるための何かも色々模索していきたい。何かないもんかなあ、心の隙間を埋めるもの。
ちなみに猫は一緒に暮らしさえしなければ大丈夫そうではある。触ったり触れ合ったりするのも全くダメであれば猫カフェに行くのとっくにNGになっているはずだ。当面、猫は猫カフェで触れ合ったりペットショップで眺める程度で我慢しよう。猫好きだけどアレルギーの方も結構いらっしゃるようですし。
夢とは必ず叶うものではない。努力も裏切ることだってある。それが真実。重要なのは、夢が破れたときにいかにして立ち上がるか、いかにして新しい夢を見つけるかだと思う。
By.ばなながっこ
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