秋田へGOING!!

好きと嫌いは背中合わせ。秋田在住××年、秋田嫌いの管理人が秋田にこうあってほしいという願いを綴ります

♪46 今という時代の犠牲者

皆さんもご存知かと思うが、東京小金井で起きたアイドル刺傷事件。

 


www.sponichi.co.jp

今でこそ第一線を退いてはいるものの一応、去年までアイドルファンでコンサートにも行っていた側からすると、この事件は衝撃的だった。

 

勿論、アイドルファンの全てがこういう犯人の岩崎みたいな奴らばかりではない。自分もそういうタイプだが、アイドルはあくまでもアイドルなんだという善良的な考えのファンの方が圧倒的に多いということだけは覚えておいてもらいたい。ただ、中には岩崎のような気違いな奴もいるということだ。

 

無論、今回の事件で一番悪いのは、岩崎であることは間違いない。それには一切の妥協はなく、それが根底にあるということを前提に今回の事件について思ったことをお話しさせていただくと、

 

彼女は、どこか今という時代に襲われてしまったように感じるんですよね。

 

 くどいように言うが、今回の事件で一番悪いのは岩崎であることに間違いないのだが、岩崎みたいな人間を生み出してしまったのって多分、

 

秋元康TwitterFaceBookなどのSNSを作った人物と芸能事務所の奴らだ!!

 

・・・失礼、言いすぎました。言い方を変えると、

 

時代を作ってきた連中だ!!

 

少なくてもそういった人たちが世間に影響を与え岩崎みたいな奴を生み出し、こういう悲劇が起こった。そう思えなくもない。なぜそう思うのか紐解いていくと、

 

a.AKB48が作った新しいアイドルの形

 

自分はAKB48のファンではないが、彼女らがブレイクする前からモーニング娘。Berryz工房をはじめとしたアイドル界では老舗となるハロプロの大ファンであった。ただ、モーニング娘。LOVEマシーンなどの代表曲を発表した後は、アイドル冬の時代と言えるようなアイドルがそれほどヒットしない時代もあり、自分のハロプロファン歴の中でもそういった時代を経験している。

 

そんな中、新しい旋風を吹き起こしたのが秋元康がプロデュースするAKB48AKB48が打ち出してきた戦略はかなり革新的で、会いに行けるアイドルをウリにアイドルをより身近なものと定着させた。それが今の他のアイドルにも新常識みたいな形で根付いてしまっている

 

更にAKB48が元祖として作り上げたCDをたくさん買わせることによりアイドルと握手ができるようなおまけの要素も今のアイドル業界では当たり前となってしまっている。その結果、こういった悲劇を招いてしまったんじゃないかと思う。

 

何年か前にお隣の岩手県AKB48の握手会イベントで刃物男が乱入してメンバー2人がケガを負った事件。そのときも同じようなことを思った。そして、今回のような事件は起こるべくして起きた事件だと。何もCDを買うのは善良的なファンや一般国民だけではないということ。岩崎のような度のすぎた奴もいれば、大量殺人を起こそうとする輩、最悪であればテロリストだって紛れ込む可能性だって十分ある。即ち、アイドルを身近にしようという戦略の最大のリスクに目をつむっていた結果だ。

 

ちなみに自分個人としては、アイドルを一度間近で見てみたいと思う気持ちはなくはないが、アイドルは雲の上の存在でよかったんじゃないかなと思ったりもする。今回の事件のこともさることながら、あまり身近だとアイドルとしてのありがたみが薄れてしまって、最悪、その辺のキャバクラの姉ちゃんとあまり変わらなくなってしまうんじゃないかって。

 

b.SNS中毒になってしまった日本

その身近さに更に拍車をかけるのがSNSの存在だ。ブログ(まあ、ブログはSNSではないか)にTwitterFaceBookにLINE、mixiGoogle+など今の世の中にはSNSがありふれている。特に日本人はTwitterが大好きだという話も聞くぐらいだ。

 

まして、アイドルに限らず芸能人全体に言えることだが、芸能人もこれに関しては積極的に参入してきている。個人的には芸能人が情報を自ら発信するならせいぜいブログだけで十分だと思うが、中にはTwitterFacebook、AKBグループであればGoogle+や芸能人と話せるかもしれないという755などにも積極的に参加しているように見受けられる(最も自分はSNSTwitterとLINEしかやっていないので他のSNSに関してはよく知らないが)。

 

そして、今回の事件に使われていたのがTwitter。なんかSNSが殺人未遂の道具に使用されてしまったという感が拭えないのだ。

 

自分も嫌な目にあったことがあるのでわかるが、SNSにはメリットがあるが、デメリットも存在する。それを忘れてはならない。まして、芸能人みたいに人目に触れることが仕事みたいな人はそこをもっと認識すべきかもしれない。事務所もSNSの使用を制限するのが必要なんじゃないかだろうか。

 

更に日本は何かというとSNSという感覚が非常に強くなってしまった。芸能人に限らず、何が何でもSNSという姿勢から脱却するのもありなのではなかろうか?

 

ちなみにアイドル業界でもSNSに積極的なところと消極的なところに分かれるような気がする。積極的なのが48系グループ、SUPER☆Girlsなどのエイベックスグループ、ぱすぽ☆などのプラチナムグループ、今は解散したがアイドリング!!グループ。逆に消極的なのがハロプロ系列にももクロなどのスターダストグループ。この2つはブログぐらいしか見受けられない。ハロプロに至ってはグループで1つというケースもあり、いい意味で危険管理がされているように見受けられる。そういや、ハロプロって仕事以外で水着や裸になる場所(海やプール、温泉など)に行ってはいけないというルールがあるらしいが、それもアイドルという仕事柄の配慮なんだろう。

 

 

これまでにaとbで挙げてきたことを合わせるとファンの中には疑似恋愛的な錯覚に陥る奴らが現れるんだよね。過去にAKBグループはゲームでAKBのメンバーと恋愛ができるゲームも出しているからそういう錯覚を起こす奴らを煽ってきているんだよね。ある意味、こういう事件が起きるのは必然なのだ

 

c.事務所の甘すぎる危機管理

 

岩手で起きてしまったアイドル強襲事件がまた起こってしまった。aとbで挙げてきたことはある意味、売れるためにウリにしてきた部分でもあり、それを簡単にやめるわけにはいかないという事情もあるだろうからやめろとまでは言わない。ただ、そういったことをやるからにはリスクはついて回る。そういうときに備えての危機管理だと思うのだが、事務所によってはここがうまく行っていない気がしてならないのだ

 

岩手のAKBの事件を振り返ると、先ほども挙げたとおり、イベントに来るのは何も善良的なファンや一般市民だけではない。危ないやつが紛れることだってできるのだ。本来であればそれが十分予想できる分、警備を厳重にする必要があるのだが、アイドル事務所の関係者サイドからするとあまり厳重で重々しい空気にしたくないと聞いたことがある。事務所の気持ちもわからなくもないが、ただ命を失われかねないというリスクを冒してまでそんなことを言っている場合かと思う。

 

あと、警察に相談するよりも警備会社を頼ってみてはどうだろう。まあ、コストはかかりますけど、命というリスクを冒すぐらいならね。警備会社の方がその道のプロだし、警備員って案外、安月給で仕事も安定していないので、いい意味で喜びますよ。むしろ、警察って事件が起きてから動くイメージがどうしても強いからあてにならないイメージがあります。

 

 

 

まあ、だらだら書いてきたけど、自分が思ったのはこんところ。秋田と全然関係ない話で申し訳ないが、秋田だから起こらないとも思ってはいない。まして、自分がアイドル好きってこともあって書かせていただきました。

 

最後に1つだけ。アイドル事務所はファンとの向き合い方について色んな角度から見直す時期に来ていると思う。メジャーアイドルから地下アイドル、ロコドルにしても同じ。3度目の正直となるか、2度あることは3度あるになるかはそこにかかってくる。当然ながら後者にならないことを祈っています。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。感想等あればよろしくお願いいたします。管理人の更新意欲向上にもつながります。ただし、管理人の心臓はシャボン玉でできておりますので取り扱いにはご注意ください(笑)

 

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